作品概要・あらすじ

音楽は人の心を照らす光――だったが、突如として、その『光』が世界から奪われ、空から黒い隕石『黒夜隕鉄』が降った夜、世界は様変わりしてしまった。
黒夜隕鉄から生み出された、『Ｄ２』と呼ばれる異形の怪物が、大地と人々を蹂躙し始めたのだ。
Ｄ２は人の奏でる旋律に惹かれる特性を持ち、やがて『音楽』自体が禁忌とされた。
しかし、その怪物に抗う者達『ムジカート』が現れる。音楽を力とする少女達は、人類史に残る偉大な歌劇、楽曲の楽譜（スコア）をその身に宿し、Ｄ２を撃ち破る力としたのだ。
2047年。Ｄ２との抗争によって荒廃したアメリカで、ムジカート達を指揮する『コンダクター』の『タクト』は、『運命』を宿すムジカートと共にニューヨークを目指して旅していた。
音楽が失われた世界で、音二人の少年と少女が生み出す旋律は、歓喜かそれとも絶望か――